外来生物法

出典: 釣り好きのための釣り百科事典 GyonetWiki

外来生物法(がいらいせいぶつほう)とは、「特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律」である。

つまり、指定された外来生物の放流等によって、日本の生態系が狂うことを防止しようとする法律である。

公布:平成16年6月2日(平成16年法律第78号)

施行:平成17年6月1日

三原則

「入れない」・「捨てない」・「拡げない」



目次

※ここからは釣りに関係するもののみを記述しています。特定外来生物はこの他にも指定されています。

以下に挙げられる魚は許可を受けずに「飼育・栽培(増やす行為)・保管・運搬・販売・譲渡・輸入・野外に放つこと(放流)」をしてはいけません。

チャネルキャットフィッシュ(アメリカナマズ)

ノーザンパイク

マスキーパイク

カダヤシ

ブルーギル

コクチバス

オオクチバスブラックバス

ストライプトバス

ホワイトバス

ヨーロピアンパーチ

パイクパーチ

ケツギョ

コウライケツギョ


また、各都道府県によって条例により魚種が追加される。


これに違反すると下記のような罰則が与えられる。


個人の場合懲役3年以下もしくは300万円以下の罰金 / 法人の場合1億円以下の罰金に該当するもの

○販売もしくは頒布*する目的で、特定外来生物の飼養等をした場合 (*頒布(はんぶ):配って広く行きわたらせること。)

○偽りや不正の手段によって、特定外来生物について飼養等の許可を受けた場合

○飼養等の許可を受けていないのに、特定外来生物を輸入した場合

○飼養等の許可を受けていない者に対して、特定外来生物を販売もしくは頒布した場合

○特定外来生物を野外に放ったり・植えたり・まいたりした場合


個人の場合懲役1年以下もしくは100万円以下の罰金 / 法人の場合5千万円以下の罰金に該当するもの

○販売もしくは頒布以外の目的で、特定外来生物の飼養等又は譲渡し等をした場合

○未判定外来生物を輸入してもよいという通知を受けずに輸入した場合


釣りに関して

(以下、外来生物法ホームページ一部抜粋)


特定外来生物に指定されていても、釣りをすることはできます。

禁止されることは、例えば釣った魚を持って帰って飼うこと、移動させて放流することです。

したがって、釣った特定外来生物をその場で放す「キャッチアンドリリース」は問題ありません

また、釣った特定外来生物をその場で締めた上で、持ち帰って食べることも問題ありません。

○釣ったオオクチバスは、釣り大会終了までにリリースするか、殺処分する。

○キャッチアンドリリースは、釣ったのと同一湖沼若しくは釣ったのと同一性・一体性のある河川水域又はそれぞれに隣接する陸地から行う。

○キャッチアンドリリースは、釣り人自ら行う


- - - - - - - - - -抜粋ここまで((外来魚)釣りに関する注意点)- - - - - - - - - - -


※ブラックバス等はもともと日本には生息しない魚ですが、食用・観賞用・釣りの対象魚として持ち込まれ、人の手によりその生息域を拡大しています。

これらの魚は魚食性が強く、在来種への影響が懸念されています。また、日本本来の生態系を脅かしています。私達の住む日本の生態系を守りましょう。


※以下オオクチバス・コクチバス・ブルーギルに対する記述

外来生物法(特定外来生物による生態系等に係る被害の防止に関する法律)でコクチバスと共にオオクチバスは輸入・飼養・運搬・移殖を規制されている。


外来生物法 特定外来生物

環境省 外来生物法HP

特定外来生物 オオクチバス

生態系は、長い期間をかけて食う・食われるといったことを繰り返し、微妙なバランスのもとで成立しています。

ここに外来生物のように外から生物が侵入してくると、生態系のみならず、人間や、農林水産業まで、幅広くにわたって悪影響を及ぼす場合があります。

もちろん全ての外来生物が悪影響を及ぼすわけではなく、たいていの外来生物は自然のバランスの中に組み込まれ、大きな影響を与えずに順応してしまいます。

しかし、中には非常に大きな悪影響を及ぼすものもいます。

環境省によって特定外来生物に指定されており、飼育、栽培、保管及び運搬すること、輸入すること、野外へ放つ植える及びまくことが禁止されている。

釣りにおいても、持ち帰ることは「運搬の禁止」に該当するため注意が必要。

オオクチバスは、スズキ亜目サンフィッシュ科(バス科)オオクチバス属に分類される魚。

コクチバスと共に、通称ブラックバスと呼ばれることが多い。

各都道府県の規制状況
オオクチバスコクチバスブルーギル対象地域
再放流/生体での持ち出し再放流/生体での持ち出し再放流/生体での持ち出し
北海道 - /禁止 - /禁止 - /禁止全域
岩手県 禁止/禁止禁止/禁止禁止/禁止全域
宮城県 禁止/ - 禁止/ - 禁止/ - 全域
秋田県 禁止/ - 禁止/ - 禁止/ - 全域
栃木県 禁止/ - 禁止/ - 禁止/ - 全域
群馬県 - / - 禁止/禁止 - / - 全域
埼玉県 - / - 禁止/禁止 - / - 荒川、入間川、越辺川、有間川、神流川
神奈川県 ※禁止/禁止禁止/禁止禁止/禁止※芦ノ湖を除く
新潟県 禁止/ - 禁止/ - 禁止/ - 全域
山梨県 ※禁止/禁止禁止/禁止禁止/禁止※山中湖、河口湖、西湖を除く
長野県 - /禁止 - /禁止 - /禁止全域
滋賀県 禁止/ - 禁止/ - 禁止/ - 全域
佐賀県 ※禁止/ - - / - - / - ※北山ダム湖を除く


(法令や条例、特定生物は今後改定されたり、加えられたりする場合があります。この記事は2009年7月現在のものです。日時が相当経過している場合などは下記の外部リンクより変更の有無を確認してください。)


補足

繰り返しになりますが、外来生物法では釣り自体を禁止しているわけではありません。

現状では法令で定まってしまっているので、上記の魚たちが善だとか悪だとかいうことでもありません。

様々な検証の結果、国としてはこうした法律を定めるということに至った事実です。

上記の行動さえとらなければ、楽しくバス釣りをすることも決して悪いことではありません。

ただ、何かしらトラブルが頻発すれば、こうした規制や釣り場への立ち入り禁止などの取り締まりも

一層厳しくなることは否めません。

私たち釣り人がいつまでも自然を愛し、魚を愛し、釣りを楽しむためにも

ルールを守って、いつまでも楽しく釣りができる環境を創っていかなければなりません。

私たちだけでなく、後世にも良い釣り場を残せるよう、みんなで守りましょう。






関連項目

ブラックバス

オオクチバス

コクチバス

外来生物法 ノート 関連記事があります。


外部リンク

外来生物法

(外来魚)釣りに関する注意点