【クロメヌケ】


クロメヌケ(黒目抜)

カサゴ目(Scorpaeniformes) フサカサゴ科(Scorpaenidae)
学名 : sebastes glaucus
英名 : 不明(※加筆願い)
別名 : アオゾイ(青ゾイ)

特徴

カサゴ科の海魚。生息域は岩手県以北で日本では主にオホーツク海に生息し、オホーツク海以外ではほとんど見られない。
産卵期は5月中旬~7月下旬、岩礁帯の水深80m~1000mに生息する。
釣りにおいては水深80m~150mの間で釣られ、場所によってばらつきがある。
オホーツク海ではおおよそ100m、襟裳沖では80m、積丹沖では120m超である。
クロメヌケを対象とした漁業などは行われておらず、
深海性のマダラスケトウダラ、漁などの網に混獲されたものが市場に出回り高値で取引きされることもある。
このことからオホーツク海沿岸の地域でも少量が流通する程度で、同じ北海道でも札幌などでは滅多に見ることはない。
釣りのメインターゲットととして成り立っている場所は、網走沖、能取沖、ウトロ沖、興部沖であるが、少数の船が出港する程度である。
また、期間も産卵期と重なる5月中旬~7月ないし8月中旬の限られた期間のみである。
またこの他で釣られる地域は襟裳沖、積丹沖、礼文島周辺であるが、五目釣りで稀に釣れるか、
マダラやヤナギノマイ釣りなどの外道として釣れる程度であり、狙って釣れるまでは至らない。

形態

形態はソイに似る。
体色は黒褐色に黄色の斑模様があり、その合間及び腹部は白色である。
釣ったばかりのものは白色部分が青白く光って見えるが時間の経過と共に青白さは失われ、黒褐色及び黄色が強くなる。
体長は30cm~50cmのものが多いが近年では30cm程度のものが主体となっている。

シーズン

5月中旬~7月下旬

釣り方・仕掛け

深海性の魚であり、船釣りで釣られる。
メインターゲットととして行われているオホーツク海各所ではバルーン仕掛け(風船仕掛け)と呼ばれる物を使用する。
バルーン仕掛(風船仕掛け)での釣り
すずき針等の18号程度のものに風船のゴムを付け、毛針様にしたもの。
風船ゴムの色は赤や青などバリエーションに富む。
また、このゴムの色で釣果を分けることもある。
バルーン仕掛けでは通常餌は使用しない。
しかしながら襟裳沖ではこれにやソーダカツオの切り身を付けて釣ることもある。
針数は5本程度。
その他
上記のバルーン仕掛けはクロメヌケをメインターゲットとして行われている場合に使用することが多く、
その他では五目釣り仕掛けで偶然釣れるものであり、明確な仕掛けはない。
一昔前は斜里沖などで幅50cm程度ので餌にエラコを使用して釣られていたという情報もある。
ただしこれもクロメヌケをメインターゲットとしたものではなく五目釣りの一環として行われていたものである。
補足
岩礁域で行われるため根掛かりが多い。
底から1m程度上を狙うが、活性の良い日は数メートル上でもすべての針に掛かることもある。

釣りスポット

網走沖、能取沖、ウトロ沖、興部沖

豆知識

○主に漁獲及び釣られる北海道ではクロメヌケと呼ばれることはほとんどなく、一般にアオゾイと呼ばれる。
○上記の釣りスポットの内、興部沖に大物が多いとされる。
○食す場合は、刺身、焼き魚、煮付けにし、中でも刺身は大変美味である。

注意

近年、釣れるサイズが小型化している。
明確な資源枯渇の調査結果はないが留意しておきたい。
また深海性の魚である為、釣り上げたものはしても生き延びることはない。

関連項目

ソイ